思い出(その3)

少し脱線したが、ここからが治療。

北辰会方式による多面的観察により配穴。
臍(おへそ)にある『神闕』穴。
身体の状態から毫鍼(一般の方が思いつく治療に用いる鍼)ではなく
ステンレス製の打鍼に用いる鍼(先は尖っておらず丸い)を垂直にかざす。
※東洋医学は気の医学であるので必ずしも鍼を刺さなくてもよい。
かざすこと数秒で一度鍼を外す。
そして脈を確認した後、10分ほどそのまま休憩。
次第に痛みは少しずつ和らいでいたが、
仰向けにはなれない痛みが続いていた。
そして再度脈を確認した後、
右足内側にある『公孫』穴へ再度鍼をかざす。
これもかざすこと数秒で鍼を外し、脈を確認して治療が終わった。
治療後、同席していたS先生から翌日までの絶食を伝えられた。
病院では2週間入院の上、絶対安静での絶飲食を伝えられていたので
痛みと眠気の中でビックリしたのを覚えている。

続く

2019年04月03日